東洋シャッターの「TS-2H」は、ガレージの開閉で使用する電動シャッターリモコンです。堅牢な設計と扱いやすさから、多くのユーザーに支持されていますが、古い型のリモコンになるので、現在ほとんど市場に出回ってはいません。
そこで今回は、東洋シャッター「TS-2H」の入手方法や、反応しないときのチェックポイント、おすすめの代替品について詳しく紹介します。
リモコンが効かない時のチェックポイント2点
電動シャッターのリモコンが反応しない場合、まずは以下の項目を順に確認しましょう。
① まずは電池を確認
リモコンの動作不良で最も多い原因が「電池切れ」です。リモコンのランプが点灯しない、または弱く点灯する場合は電池が消耗している可能性があるので、電池交換をおすすめします。
新しい電池に交換しても改善しない場合は、電池の向きもあわせて要チェック。TS-2Hで使用するリチウムボタン電池の「CR2032」には裏表があるので、間違えてセットしないよう気をつけましょう。
② ペアリングが出来ているか確認
リモコンが反応しない場合、「TS-2H」がシャッター本体と正しくペアリング(学習登録)されていない可能性があります。そのようなときは、以下の手順で再登録を試してみてください。
まず、シャッター本体の電源を一度オフにし、その後ふたたびオンにします。次に、電源を入れてから5分以内に、登録したいリモコンの「登録抹消スイッチ」を押しながら、「クローズ(閉じる)」ボタンを同時に押します。これでペアリングは完了です。
なお、「登録抹消スイッチ」の位置がわからない場合は、機種ごとの取扱説明書やメーカーサイトの画像などを参考にするとスムーズです。
東洋シャッター「TS-2H」は現在どこで入手できる?
上記の方法を試してもリモコンが反応しない場合は、TS-2H本体が故障している可能性があります。その場合は、新しいリモコンの入手が必要になります。
現在、東洋シャッターの電動シャッター用リモコン「TS-2H」は、メーカー取り寄せが可能で、購入を希望する場合は、東洋シャッターのメンテサービスセンターまたは最寄りの営業所へ問い合わせることで、対応してもらえます。
ただし、メーカーから取り寄せる場合は、リモコン本体の価格に加えて、登録費用なども発生するため、1台あたり2万円を超えることも。メルカリやヤフオクなどで中古品を探すのも選択肢ですが、これらは使用履歴や状態が明確でない場合が多く、動作保証もないため、購入する際には留意しましょう。
リモコンが入手できない場合は代替品の検討も
TS-2Hがどうしても手に入らない、またはコスト面で購入を見送る場合は、シームレステクノロジーが販売する「ワイヤレスコンバーター」のような代替機器を導入するのもひとつの手段です。
これは、既存の電動シャッターに設置するだけで、スマホやスマートウォッチなどから開閉操作が可能になる装置です。特定のリモコンに依存せず運用できるため、故障や紛失時の不便さからも解放されます。
外出時の持ち物を減らしたい場合や、住まいのIoT化を進めたい方にもおすすめの選択肢です。
ワイヤレスコンバーターを導入するメリット3点
スマホで操作できる「ワイヤレスコンバーター」には、メーカー純正のリモコンにはない便利な特徴があります。
① 価格が安い
メーカー純正のリモコンを新品で取り寄せる場合、費用は2万円以上かかることがあります。
一方、ワイヤレスコンバーターは1万円台で購入できるため、コスト面での負担が軽減されます。
特にコストを抑えて電動シャッター操作したい方におすすめです。
② 複数人でシェアして使える
複数人でシャッターを操作する場合、従来のリモコンでは1台ずつ追加購入が必要ですが、
ワイヤレスコンバーターなら、スマートフォンにアプリを入れるだけで、複数人で共有できます。
家族それぞれのスマホに設定しておけば、誰でも簡単にガレージの開け閉めができて便利です。
共有リモコンの受け渡しが不要になるのもメリットのひとつです。
③ Apple Watchでも使用可能
ワイヤレスコンバーターを使えば、スマホだけでなくApple Watchからもシャッターの操作が可能です。
例えば、荷物で手がふさがっているときでも、Apple Watchで簡単にシャッターを開閉できるので、日々の使い勝手が向上します。
まとめ
電動シャッターリモコン「TS-2H」の入手が難しい場合でも、シームレステクノロジーが販売する「ワイヤレスコンバーター」を使えば、既存シャッターをスムーズに開閉できます。スマホで扱える手軽さとコストのバランスに優れているので、TS-2Hが入手できずに困っている方は代替手段のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。