ガレージキットのDIYを成功させる‼手動シャッターの部品と仕組みを解説‼

DIY

ガレージキットはDIYで取付けを行っていただく商品となっておりますが、ガレージキットのDIY取付けを検討される際に、取付けが難しいのではないかと感じられるお客様もいらっしゃると思います。
その理由の一つとして、シャッターの構造が理解しきれていないことがあります。
そこで、今回は手動シャッターの構造について解説いたします。
DIYに挑戦される前に、ぜひご確認ください。

手動シャッターの構造に関して

まずは手動シャッターの主要な部材を図でご紹介します。

それぞれの部材にはどんな役割があるの?

手動シャッターの仕組みはシンプルで、シャッター上部のボックスに収まっている大きなスプリングの力でシャッターを巻き上げます。

以下に手動シャッターにある主要部材の役割について解説します。

スラット

シャッター扉部分の実際に上下するパネル部のことです。
細長い部材を一枚ずつ横からスライドして噛み合わせ、連結して大きなパネルを形成しています。
シャッターケースにコンパクトに収めるため蛇腹状の構造を持っています。

手動シャッターの場合は、中間に手掛けスラットと呼ばれる取手付きのスラットを入れます。
こちらを持ってシャッターを持ち上げて開けます。
また、オプションで明かり取り窓やポスト口の付いているスラットを組み込めば、お好みに合わせてカスタマイズ可能です。

基本的に外気に一番さらされるので腐食のしやすい部分ですが、シャッタースラットの材質自体は色々な種類が販売されています。
材質はスチールがメインですが、設置場所の環境に合わせて選択されております。

また、中には防火シャッターや重量シャッター等スラット自体が分厚く作られており重量が重たいシャッターもあります。

ガイドレール

スラットの左右に取付けられている溝形のレールです。ガイドレールにスラットの両端を差し込むことで固定しています。
開閉時にシャッターのスラットがずれないようにサポートする機能があります。

スラットと常に擦れる部分ですので、定期的な清掃とシリコンスプレーを使用したグリスアップをお勧めいたします。

スプリング(巻き取りバネ)

手動シャッターを動かすための動力となるバネです。
数十キロあるスラットをバネの力で巻き取っています。

スプリングは、常時テンションが掛かっておりシャッターを持ち上げる方向に常に力を
かけています。その為、重たいスラットを人の力で上げられることができます。

また、長年使っていると、スプリングが伸びてきてしまい巻き取る力が弱くなってきてしまいます。

その場合は、スプリングの交換が必要です。
注油やガイドレールの清掃を行ってもシャッターの重さが改善されない場合は、シャッター業者にスプリングの交換を依頼してみてください。

スプリング(巻き取りバネ)は非常に危険なバネとなっておりますので、絶対に触らないでください。

シャフト(巻き取りシャフト)

シャッターを巻き取る軸のことです。スプリングの中央に差し込まれています。
シャフト自体に不具合が起きることは少ないですが、スプリングが正常に働かなくなった場合にはセットで交換が必要になります。

シャッターシャフトそのものは、固定されておりシャッターを上下に動かしても動きません。
その代わり、周辺にあるプーリーが回転し、吊元を引っ張ってシャッタースラットを巻き取ります。

軸受(ブラケット)

シャフトを支えるための重要な部材で、ケース両脇の内側についている部材です。
軸受けに何かあると、シャフトごとスプリングやシャッタースラットが落ちてしまいますので、異変がありましたら、シャッター業者に点検を依頼してください。

吊元

シャッタースラットとスプリングを接続する部分です。
スラットとかみ合わせて接続されており、吊元が取れるとシャッタースラットが落ちてしまいます。シャッターを吊るし、安全に利用するのに重要な部材です。

吊元は、バイクガレージなど小型なものでは左右に1つずつの計2つ付いています。
また、幅が広いシャッターは、中央に1つと、左右に1つずつ計3つ付いています。
さらに幅が広い場合は4つ付いているシャッターもございます。

プーリー

シャフトの両脇、もしくは両脇と中央に取り付けられた滑車の役割をする部材です。
円盤のような形をしており、吊元に固定されています。
シャッターの開閉時に同時に回転し、動作を補助する役割を持つ大切な部材です。

DIYはまず仕組みを理解することが大事!

思考吹き出しと豆電球

以上がシャッターを構成する主要な部材となります。
手動シャッターの構造は一度理解してしまえば決して複雑ではありません。

この仕組みを理解することで、DIYでの取り付けに対する不安を少しでも取り除くことができます。
ぜひシャッターの仕組みを理解して、ガレージKITの取り付けに挑戦してみてください。

ご不明な点やご質問がございましたら、いつでもお気軽にお問い合わせください。

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