電動シャッターの開閉する速度について、思ったよりも遅いと感じたことはありませんか?
朝の出勤する時間帯や、車庫入れの時など、ついつい開閉速度にイライラしてしまうなんてこともあるでしょう。
意外とシャッターが開閉するスピードが速いか遅いかの問題は、使ってみてから重要な要素だったと気づくことがあります。
この記事では、一般的な電動シャッターの開閉スピードと、現在販売されている電動シャッターで、速いもの順にご紹介していきます。
また、そもそもメンテ不足で遅くなってしまったというケースもあるので、あなたがお使いの電動シャッターの開閉スピードを上げる方法もお伝えしますよ。
この記事の目次(クリックでジャンプ)
電動シャッターの開閉スピードはどれぐらい?
一般的な電動シャッターの開閉スピードですが、20秒/1mぐらいの速度で開閉します。実は、電動シャッターの開閉スピードは古いものと比べると早くはなっているんですが、開口が3mを超えるものに関しては、10年前から変化はありません。
よく使用されている開口幅のものや、人気のライナップは進化が進んでいるということですね。
では、今販売されている電動シャッターで開閉速度が速いものはどれ?という疑問が出てくると思うので、ベスト5を紹介しておきますね。
順位 | メーカー | 商品名 | 開く速度 |
---|---|---|---|
1位 | 三和シャッター | オーバースライダー 威風動々 |
4秒/1m |
2位 | 文化シャッター | オーバースライダー フラットピット |
5.6秒/1m |
3位 | 三和シャッター | 電動シャッター 静々動々 |
10秒/1m |
4位 | 文化シャッター | 電動シャッター 御前様 |
10.4秒/1m |
4位 | 文化シャッター | 電動シャッター ポルティエ |
10.4秒/1m |
上記はカタログ値なので、取り付け条件などで変わってはきますが、一般の電動シャッターに比べてかなり速いです。
ちなみに、上記は開く速度であって、閉まる速度は安全上開く速度よりは遅くなります。
仮に、あなたの家の電動シャッターの開閉スピードが、20秒/1mよりも遅いと感じる場合は単なるメンテ不足が原因の可能性があります。
その場合、以下の方法を試してみましょう。
シャッタの開閉スピードが遅い?いやさ、重くなっている原因は・・・
メンテナスを怠っている場合や、長く使用している場合では、以下の原因が考えられます。
読み進める前に、下記の図でシャッターの名称を覚えておきましょう。
電動シャッターの各名称をチェック
潤滑油不足
電動シャッターの開閉時に異音がしませんか?「キーキー」というような音がしていたら要注意。スラットとレールとの間に潤滑油が少なくなっていることが原因である場合があります。
異音がするようになったと思ったら、早めの対策をしないと、シャッターの劣化に繋がります。
スプリングの劣化
シャッターを巻き上げるスプリングの劣化が考えられます。スプリングは10年~15年程度と言われていますので、設置してからそれぐらいの期間が経過している場合は、スプリングが原因かもしれません。
一度、業者さんに点検してもらうことをオススメします。
シャッターの変形
シャッターは使ってるうちに不意な原因で変形してしまっている場合があります。強い風や、何かしらの衝突などでも変形しますし、シャッターを下げているときに、物の上降ろして干渉してしまったケースなどがあると、歪んだ状態で巻き上げてしまうこともあります。
シャッターは変形していると、開閉時に余計な力がかかり開閉が遅くなる原因になります。
再度、ご自宅のシャッターに歪みがないかなど、しっかり点検してみましょう。
シャッターの開閉の遅さ(重さ)を改善する方法は?
電動シャッターの開閉の遅さを改善する方法をいくつかご紹介します。
潤滑油を注入する
即効性がある改善方法として、レール部分やスプリングにシリコンスプレーをする方法です。
直接スプレーする前に、事前にホコリやゴミは取り除いてからスプレーすると効果的です。
潤滑油を注入するだけで、シャッターの動きが明らかに滑らかになりますので、まったくやったことがない方はかなり効果がある方法です。
シャッターの修理
そもそもシャッターが変形している場合は、修理が必要です。ただ、個人で変形している状態を修正することは困難ですので、業者対応になるはずです。
業者さんに見積もりを取って、対応してもらいましょう。
こちらの記事も参考にしてください。
電動シャッターを使用する上でやるべきこと
やはりせっかく電動シャッターを購入したのであれば、使用する際には最低限これぐらいはやってあげると、長く不具合なく使い続けることができます。
開閉スピードも重くなることなく快適に動作するはずですよ。
メンテナスをする
日常的にマメにシリコンスプレーをレール部分やスプリングに吹きかけておくとシャッターに余計な抵抗がかかりませんし、モーターの負担を減らすことにもなります。
年1回は掃除をする
これは、当たり前のことでもあるんですが、年1回ぐらいは点検も含めて掃除をしてあげることです。レールや点検口内部も確認しながら、一通り行うことで不具合なども早期発見することにも繋がります。
スラットやレール部などサビが発生しているケースもあるので、早期にサビ対策することで、シャッターも長く使用できます。
開閉時に注意をする
電動シャッターで一番トラブルになるのが降ろす時です。何かに干渉してしまった場合は、歪みやたるみの原因になり、その状態で巻き上げることで変形に繋がります。
もし、降ろす途中で何かに当たってしまったなどあるときは、無理に巻き上げることなく、歪みをチェックしましょう。
まとめ
如何でしたか?
一般的なシャッターの開閉スピードはそもそも速くはないです。
ですが、使っていくうちに、「あれ?こんなに開くスピードが遅かったっけ?」など疑問に思った場合は、是非メンテナスや点検をしてみてくださいね。
そもそもが、この程度の開閉スピードしかなかったのか、メンテ不足で遅くなってしまったのかは、見極める必要があります。
是非、参考にしてくださいね。