電動シャッターを使っていると、欲しい機能としてタイマーがあると便利だなと思うことがあります。
電動シャッターって開閉に意外と時間がかかります。特に、メーカーの電動シャッターは開閉速度が遅く、20秒/1mぐらいの速度なので、開閉するまでに40秒~1分近く待機する必要があるんですね。
朝の出勤時などは、1分でも急ぎたい時間帯ですから、シャッターが開くのを待つというのもイライラするものです。
また、帰宅時も、道に面した道路にガレージがある場合だと、シャッターが開くまで車を停車させておかないといけないですから、後方に車が並んでしまった場合などは焦ります。
こういった、ケースを想定した場合、自動的に決まった時間にシャッターが開閉して欲しいと思うのは、電動シャッターユーザーであれば、「あるある」だったりします。
そこで電動シャッターにタイマー機能を持たせるにはどうしたらいいのか?ということについてお伝えします。
電動シャッターにタイマー機能を持たせるには?
電動シャッターにタイマー機能を持たせる方法として、よく知られているのは、アレクサやGoogleホームといったスマートスピーカーと連携するという方法です。
スマートスピーカーとは?
スマートスピーカーとは、対話型の音声操作に対応したAIアシスタントを利用可能なスピーカーで、AIスピーカーとも呼ばれます。PCやスマートフォンなどを介することなく、「音声」のみで操作できます。
今現在、電動シャッターとスマートスピーカーを繋ぐ方法としては、3社が提供している方法があります。
それぞれ特徴があるんですが、まず紹介するのは文化シャッターのセレコネクト2です。ですが、こちらは電動シャッターとセット販売になっていますので、単体では販売されていません。すでに電動シャッターを持っている人であれば、選択肢から外れることになりますね。
自宅に電動シャッターを持っている場合、2つの方法があります。
ソムフィーのコネクスーンとシステムデザインのスマートガレージシリーズ。これらを使うと遠隔操作が可能になります。
特徴としては以下のようになります。
システムデザイン スマートガレージ |
ソムフィー コネクスーン |
|
---|---|---|
オプション価格 | 25,000円 | 22,000円 |
アレクサ | ○ | ○ |
Googleホーム | × | ○ |
機器登録数 | 16台 | 30台 |
設置性 | ACアダプターのみ | ACアダプター+別途LANケーブル |
通信性 | AWSサーバーのみ | 専用クラウドサーバー、外部連携WEB |
対応条件 | 電動シャッターすべて対応 | リモコンで操作できること |
それぞれメリットとデメリットがあるのですが、まず、ソムフィーのコネクスーンはアレクサ、Googleホームに対応しています。
リモコンで操作できるシャッターであれば、連携が可能になります。
対して、システムデザインのスマートガレージは、まず条件として、「スマートガレージワイヤレスコンバーター」を導入しておかなければいけません。
「スマートガレージワイヤレスコンバーター」というのは、電動シャッターリモコンをスマホで操作できるという商品になります。
その上で、オプション品として、アレクサと連携できるブリッジというものを購入する必要があります。こうすると、セット価格であれば、45.000円ほどになりますから、費用としては結構高いということになります。
ただし、「スマートガレージワイヤレスコンバーター」を使用すると、スマホ何台でも登録が可能。複数の電動シャッターもスマホ一台で管理することが可能といった付加価値が付いてきます。
また、そもそも電動シャッターにリモコンがないような押しボタン式タイプであっても、スマートガレージシリーズを使うと、スマホで開閉が可能になりますので、それをアレクサと連携することも可能です。
システムデザインは一見、価格が高いと感じますが、汎用性が高く、付加価値が高いので、その価格差を埋めるメリットが十分あると言えます。
電動シャッターにタイマーを付けたいと思われている方は是非参考にしてくださいね。
(追伸:2022年6月13日)
シャッターリモコンをスマホ化するワイヤレスコンバーターは、保証期間を3年に延長いたしました。