用途に応じて最適な物置を使おう!小型の物置のおすすめポイント

物置

「ふと物置がほしくなった」
「とりあえずあると便利だし買っておこう」

ちょっと待ってください!物置には様々な種類があって、大きさから値段まで幅が広いです。まずは何を収納したいのか、本当に物置が必要なのかを一旦考えましょう。

  • 室内保管だけだと場所が狭くて不安…
  • 長尺や大きいものを収納する機会があまりない…

それであれば、小型の物置で十分です!種類も多いし、中にはおしゃれな商品もあります。

今回は、小型物置のおすすめポイントを詳しく説明していきます。

お手頃価格で種類も豊富!シャッター付き商品もあります

物置の値段は、安い物なら1万円から高くなると50万円オーバーになるくらい、幅があります。

値段差の理由は、引き戸タイプかシャッタータイプかの違いかというと、そうではありません。(もちろん多少差はありますが、それよりも大事な理由があります)

それは、大きさです。「大きいものが高くなるというのは当たり前」と思われるかもしれませんが、物置の大きさによる値段差はかなりのもの。なぜここまで差が出るかというと、「大きくなる=頑丈に造られている・複雑に造られている」からです。

物置の収容量が増えるということは、それだけ耐荷重も増えることになります。そうすると、材料も頑丈なものに変える必要が出てきますし、荷重を支えるための造りも複雑にする必要だって出てきます。つまり、製作コストがとてもかかるのです。

ですが、小型物置であれば収容数の関係でそこまで耐荷重は必要ありません。そのため、材料や造りにかかるコストが少なくて済むわけです。1万円という安い値段で買える商品があるというのは、そういうことですね。

もちろん、小型タイプでも頑丈に造られている商品はあります。そういったものは5万円前後することもあります。大事なものを複数収容する小型物置が欲しいのであれば、多少はお金をかけることをおすすめします。

また、設置する時に土台の基礎工事やアンカーのような施工が必要になる場合、工事範囲が狭くなるので、工事費用が結構安くなります。トータルで考えると、かなりお得感がありますね。

では、いざ小型物置を購入する時に選べる商品の種類はどのようになっているのでしょうか。

シャッタータイプが選び放題!おしゃれ路線もラインナップに

小型物置でもシャッタータイプの商品が多数あります。100cm四方の小さい物もあれば、高さが2mくらいのちょっとした収納庫レベルの物もあります。

シャッターの造りは結構差があり、小さい物置だと、どうしても華奢な造りになることが多いです。

収納庫レベルの大きさの物置であれば、普通のタイプと大差ない頑丈な造りをしていますので、気になるのであれば後者のタイプを購入しても良いかもしれません。

引き戸タイプも色々な種類のものが販売されていますが、注意点があります。というのも、引き戸タイプは開口部が100%オープンできませんので、ただでさえ開口部が小さい小型物置で引き戸タイプを買ってしまうと、本当に小さい物しか入れられない可能性が出てくるのです。

ですので、シャッタータイプ以外であれば、なるべく観音開きタイプや横にスライドするタイプなどを選択した方が余計な心配をしなくて済みますね。

また、小型物置というのは、インテリアとしても映えるというメリットがあります。そのため、レトロ・木製木目調・カラフル・小屋・家具調など、たくさんの種類の商品がラインナップされています。

家具調の商品などは、「小型物置=室内に設置できる」というメリットを最大限に活かし、一見物置に見えないお洒落な収納家具といったコンセプトで販売されています。頑丈さや防犯性は劣りますが、室内保管であればこういった製品を購入するのも良いかもしれません。

カラフルな商品に関しては、複数使用すると更に個性的になるような造りのものが多いです。収納する物の種類に合わせて使い分けるという選択肢も素敵ですね。

さて、小型物置は商品の種類が多くて安いから色々な使い方ができる…ということはおわかりいただけたと思いますが、実は他にも隠れたお得なメリットがあるのです。

次の項目で補足説明します。

まだまだある!小型物置の実はお得なメリット

1.組み立てが楽

小型物置は大型物置に比べると造りがシンプルです。そのため、普通であれば複数人で組み立てたり、業者に依頼して設置してもらう場合でも、小型の場合は一人で簡単に組み立てられることが多いです。

おしゃれな物置に至っては、そもそも完成品として販売していることが多く、こちらは組み立てが必要ありません。家具感覚で自由に配置できるので、気軽に購入できますね。

2.持ち運びが可能

商品によりますが、基礎工事が必要ないタイプの小型物置であれば、一人や複数人で抱えて簡単に移動できます。

気軽に買って設置できる都合上、安易に設置すると後々設置場所を変えたくなりますよね。そういった時にも便利です。

3.他の物置と使い分けて設置できる

用途に応じて複数の物置を購入しようと考える方は多いと思いますが、どうしても費用が高くなりますよね。小型物置であれば、元々安く購入設置できるため、用途別に複数購入することも選択肢に入るのではないでしょうか。

また、サイズが小さいことで設置場所に気を遣わなくて良いという点もポイントです。大型物置を既に置いているから新しく物置は置けない…と思いきや、意外と横に並べて設置できたりします。

4.建築確認申請が必要ない商品が多い

実は結構ありがたいメリットです。

建築基準法において、特定の基準を満たす建築物を増築・設置する場合には、建築確認を自治体などに申し込み(地方公共団体や指定民間企業など様々なので要確認)、建築確認済証を受け取り、工事完了後に完了審査を依頼、検査済証の発行をしてもらうという結構な手間が発生します。

検査を自力で行うのは難しく、通常は設置業者に依頼したり施工会社に代行してもらったりするのですが、当然費用もかかってきます。

ですので、それが必要ないというだけでもかなりのメリットになるのです。(業者に依頼する場合の費用はかなり高いです)

基準については、下記の2点を意識しておいてください。

・床面積が10㎡以下で、設置場所が防火地域や準防火地域ではない
・上記を満たしていて、設置土台を固定しなければ申請の必要なし(移動可能物は建築物扱いにならない)

つまり、小型物置であれば、上記の条件が自然に守れる可能性が高いため、余計な出費を考えなくて良いのです。

なお、違法設置した場合は罰則が発生しますので、設置の際は必ず自治体などに一度確認しておきましょう。問い合わせ自体はそこまで手間がかかりません。

まとめ

いかがでしたか?

小型物置タイプは様々な用途があり、検査も必要ないため気軽に設置できますね。

ただ、特におしゃれタイプの場合は耐久性が高くないというデメリットもありますので、強風による転倒や破損の可能性が出てきます。そういった心配がある時は、転倒防止装置を取り付けるなどして事前対策しましょう。

また、気軽に設置できて軽いということは、盗難の心配も出てくるということです。
貴重品の類は極力室内保管するか大型物置を活用するなどして、状況によって使い分けることが大切です。

特徴さえわかれば、小型物置の自由度はとても高いです。

ぜひ、楽しい物置ライフをお過ごしください。