ガレージシャッターの価格相場が知りたい!種類別価格から取付費用まで徹底比較!

ガレージシャッター

 

自宅のガレージ(インナーガレージ、ガレージハウス)にシャッターをつけたい、現在ついているシャッターを交換したいという方にとって、気になるのが費用ですよね。

ガレージ用のシャッターは種類や形状、素材も様々で、また大きさによっても当然値段は変わってきます。

この記事では、ガレージシャッターについて、種類や形状、素材、設置場所別にそれぞれの特徴と価格相場、メリット・デメリットまでお伝えしていきます。

価格感を知った上で新規購入や交換を検討したい、という方はぜひチェックしてみてください。

シャッターの種類別価格

ガレージシャッターの種類には、手動と電動のほか、天井にスライドさせて格納する「オーバースライダー式」と、シャッターシャフトに巻き取る「巻き上げ式」という収納方式での分類があります。

材質にも種類があり、スチール製、アルミ製、ステンレス製、木製など素材によっては、耐久性や錆びにくさ、見栄えなども異なります。

それぞれ詳細を見ていきましょう。

オーバースライダー式

オーバースライダー式シャッターの相場価格

  • 1台用:500,000円〜1,500,000円程度
  • 2台用:800,000円〜2,000,000円以上

※設置代込み

オーバースライダー式は、ガレージの天井に沿う形で、シャッター板を収納するタイプのシャッターです。基本的には電動仕様になります。

このオーバースライダー式のメリットは、シャッターボックスのスペースが不要で、シャッター板に負荷がかからないため劣化しづらいということでしょう。また、シャッター開閉のスピードも速く、音が抑えられる面もあります。

逆にデメリットとしては、天井にシャッターが来るため照明などは壁面につけなければならない、ということがあります。このため、壁面に照明をつけるスペースの余裕がないガレージには向かないと言えるでしょう。

巻き上げ式

スマートガレージKITが付いた巻き上げ式シャッター

手動巻き上げ式シャッターの相場価格

  • 1台用:200,000円〜300,000円程度
  • 2台用:400,000円〜600,000円程度

※設置代込み

電動巻き上げ式シャッターの相場価格

  • 1台用:400,000円〜500,000円程度
  • 2台用:800,000円〜1,200,000円程度

※設置代込み

巻き上げ式は、シャッターを収納するシャッターボックスに、巻き上げていくタイプです。

巻き上げ式のメリットは、コンパクトにガレージシャッターを収納できることによる開放感と、天井の自由度の高さです。シャッターが干渉しないため、天井に照明を付けたり、収納スペースとして活用したりもできます。また、手動の場合はコストを抑えられることもメリットです。

一方デメリットとしては、特に手動の場合は開閉の音の大きさが気になるでしょう。

価格とトレードオフにはなるものの、電動にすることで開閉の音量やわずらわしさはかなり解消できます。

シャッターの形状別価格

シャッタースラット

上記ではシャッターそのものの種類についてで価格相場を見てきましたが、シャッター板の形状によっても当然費用は変わってきます。

ここでは、スラットシャッター・グリルシャッター・上部開放シャッター・透明パネルシャッターの4種の費用感をご紹介します。

スラットシャッター

シャッタースラット

手動スラットシャッターの相場価格

  • 1台用:150,000円〜350,000円程度
  • 2台用:350,000円〜550,000円程度

※アルミ製/巻き上げ式の場合
※設置代込み

電動スラットシャッターの相場価格

  • 1台用:250,000円〜500,000円程度
  • 2台用:550,000円〜750,000円程度

※アルミ製/巻き上げ式の場合
※設置代込み

スラットシャッターは、巻き上げ式で使われる形状のシャッターで、長方形の部材を蛇腹状につないだ構造になっています。

素材はスチール製が安価ですが、デザイン性などからアルミやステンレスにした場合は、価格が上がります。

グリルシャッター

手動グリルシャッターの相場価格

  • 1台用:250,000円〜500,000円程度
  • 2台用:500,000円〜1,500,000円程度

※設置代込み

電動グリルシャッターの相場価格

  • 1台用:350,000円〜1,000,000円程度
  • 2台用:650,000円〜1,700,000円程度

※設置代込み

グリルシャッターはパイプ構造で、通気性もよくガレージ内部に光を取り込むことができる開放的なシャッターです。パイプシャッターとも呼ばれます。

素材としてはスチールやステンレスのものが多く、見た目も人気です。但し、雨風を防ぐことができる構造ではないため、雨風を防ぎたい方には不向きです。

上部開放シャッター

上部開放シャッター

上部開放シャッターの相場価格

  • 1台用:250,000円〜500,000円程度
  • 2台用:400,000円〜1,350,000円程度

※設置代込み

スラットシャッターの上4分の1くらいがグリルシャッターになっている構造が、上部開放シャッターです。

プライベートな空間を維持しながら上部から光を取り込めたり、換気ができたりするメリットがあります。

透明パネルシャッター

透明パネルシャッターの相場価格

  • 1台用:350,000円〜1,000,000円程度
  • 2台用:1,000,000円〜2,100,000円程度

※設置代込み

パネル部分が透明になっているのが透明パネルシャッター。雨風を防ぎながらも、開放的でデザイン性が高いのが魅力です。

採光性が高いため、日中の暗さが気になるガレージにも最適と言えるでしょう。透明パネルシャッターは基本的に電動のみとなります。

シャッターの素材別価格

シャッターは使われている素材によっても価格が異なります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、決める前にしっかりと把握しておきましょう。

さらに素材によって設置後のメンテナンス性も違ってくるため、費用面含め、自身の状況に合わせて選んでみてください。

スチール製シャッター

スチール製のシャッター

スチール製シャッターの相場価格

  • 1台用:90,000円〜380,000円程度
  • 2台用:200,000円〜870,000円程度

※設置代込み

スチールは、以前からガレージに使われてきた最も一般的な素材です。スチール製ガレージのメリットは価格が比較的安いこと、また開閉音が小さめということでしょう。

鉄製なのでサビやすい面もありますが、コーティングされていることがほとんどのため、きっちりメンテナンスしていれば十分に対応できます。ただ、そのメンテナンスを怠ると、錆びてシャッターが重くなるというデメリットも。

こうしたメンテナンスを楽にするために、一番下の水切りの部分のみサビにくいアルミ素材にすることもできます。

木製シャッター

木製のシャッター

木製シャッターの相場価格

  • 1台用:330,000円〜770,000円程度
  • 2台用:700,000円〜1,400,000円程度

※設置代込み

木製シャッターは、金属製より高級感があり、高いデザイン性からも支持されています。他の人と差をつけたい、という人にも人気です。

しかし、他の素材よりも維持費やメンテナンスの手間はかかるため、その点は覚悟しておく必要があるでしょう。風雨の影響を受けやすいため、可動部のメンテナンスや防腐塗装はこまめに行うことをおすすめします。

アルミ製シャッター

アルミ製のシャッター

アルミ製シャッターの相場価格

  • 1台用:150,000円〜800,000円程度
  • 2台用:170,000円〜1,800,000円程度

※設置代込み

アルミはスチールよりもサビにくく、メンテナンスの手間が少ないことがメリットです。アルミ製シャッターはスチール製よりも高価と言われてきましたが、近年は低価格の商品も増えてきました。

また、アルミは軽い素材なので、手動でも楽に開閉できます。長く使える手動シャッターをお探しの方には、おすすめの素材です。

ステンレス製シャッター

ステンレスのシャッター

ステンレス製シャッターの相場価格

  • 1台用:600,000円〜1,100,000円程度
  • 2台用:620,000円〜2,100,000円程度

※設置代込み

アルミよりもさらに高級感を求める人におすすめなのが、ステンレス製のシャッターです。その見た目の美しさから、人気も高くなっています。

アルミ製と同様サビにくい素材のため、沿岸部の住宅にも向いていると言えるでしょう。ただ、初期費用は高くなるため、予算に応じて選ぶようにしてください。

設置場所別の相場価格

シャッター
ガレージシャッターをどこに設置するかによっても費用は変わってきます。ぜひ設置したい場所の想定を持ったうえで、価格検討をしてください。

それでは詳細を見ていきましょう。

掘り込み式駐車場の場合

ガレージを新たに設置したい駐車場が建物の1階など、掘り込み式の場合は入口部分に取り付けるのみとなります。

このため、シャッター価格を含めても1台あたり200,000円~450,000円程度で設置可能です。

カーポートタイプの場合

一方、周囲が囲われていないカーポートタイプの場合はシャッターゲートごと設置が必要になります。掘り込み式より高額にはなるものの、車庫がなくても防犯ができるため、近年人気が高まっています。

ゲート付きシャッターの相場価格は1台用で500,000円~1,000,000円ほど、2台用では1,000,000円~2,000,000円ほどです。さらに、シャッターゲートは4台用まで設置ができ、その場合は2,500,000円以上となります。

独立型ガレージの場合

独立型ガレージは、シャッターのみならず、車庫ごと設置するタイプになります。

このため、価格相場も1台用で800,000円~2,000,000円と高めになっています。2台用の場合は1,000,000円~2,500,000円以上です。

手動シャッターを電動化する場合の費用

すでにお持ちの手動シャッターを電動化したい方もいらっしゃると思います。業者に依頼して電動化する場合の費用は、シャッターの種類や台数などにもよりますが、200,000円〜500,000円程度です。

業者に依頼せず、DIYで安価に電動化できる場合もあります。

まとめ

このように、シャッターは取り付ける場所やシャッターの形状・素材・種類によってもかなり価格差があります。また、それぞれにメリット・デメリットもあります。

シャッターの設置は高価な出費になりますし、取り付け後、長期間使用することになりますので、ご自身の環境や使いやすさも考慮して選んでください。

また、シャッターの取り付けには、業者の選定が必要です。

シャッターの取り付けに関しては、そもそも情報量が少ないため1社のみで見積もりをとると高くつく場合がありますので、複数の業者から相見積もりをとることをオススメします。

見積もりを取られる際に、このブログの内容がお役に立てればと思います。
お読みいただきありがとうございました。