手動のシャッターを電動化したい!費用や方法について知ろう!

手動シャッター

手動のシャッターを取り付けたけど、思いがけずシャッターの開閉が負担になっているという声をよく聞きます。

電動シャッターにしたかったけど、予算の面から泣く泣く手動シャッターにしたという人が殆どだと思いますが、シャッターは頻繁に開け閉めするものです。

一般的によく設置されているガレージシャッターを考えてみてください。毎日必ず開閉しますよね。

朝の忙しい時間にシャッターを開閉する。帰宅後には雨や雪が降っていても濡れながらシャッターを開閉しなければいけません。電動シャッターにすれば、スイッチを押せば開閉操作が自動で行われるため、お年寄りや子供にとっても大変便利になります。

単にシャッターの開閉作業の手間だけでなく、多少のストレスを抱えた作業の累計労力を考えると、電動シャッターにするという選択は決して間違いではないんです。

一見、高い買い物のように感じますが、長期的に見れば断然お得だったりするんですね。特にガレージ用のシャッターは大きく重量もあるので、電動化のメリットは大きいです。

この記事では、手動シャッターを電動化するための方法や、費用について書いていきます。手動シャッターを取り付けて、

「失敗した!!!」
「電動にしとけば良かった!!」

と思っているあなたは、是非参考にしてくださいね。

電動シャッターのメリット、デメリット

オーバースライダータイプのシャッター

電動シャッターのメリット

電動シャッターは手動シャッターに比べて圧倒的に便利です。冒頭でも書きましたが、改めて電動シャッターの魅力についておさらいしていきましょう。

開閉時の負担が減る

最大のメリットが開閉時の負担です。最新の手動シャッターは軽い力で開閉が可能ですが、古いものになると、それなりの力で開閉しなければいけません。

また、手が汚れます。新しいうちは良いですが、どんどん表面に汚れが付着しますし、雨の日などはシャッター自体が濡れていますから、直接手に触れるだけで、不快な気分にもなりますね。

また地域にもよりますが、雪が降る地方であれば、冷たいシャッターに触る事すら苦痛になるはずです。

電動シャッターでは、開閉時に何の負担もありませんし、ボタン一つで操作が出来るため力のない方でも簡単に操作が出来ます。また、車から乗り降りする必要もなく、当然シャッターに触れることもありませんから、非常に快適です。

お年寄りに優しい

お年寄り夫妻の写真

若いうちはいいですが、年齢を重ねてくると徐々にシャッターの開閉が困難になります。

手動シャッター自体もスムーズな動きをを失ってくるのでなお更ですね。

また、世帯に年配の方がいる家庭でも、シャッターの開閉に苦労されている話を伺います。勿論、お年寄りの方のみでなく、子どもや力のない方でもボタン一つで簡単に操作が出来るようになるため、誰でも便利にシャッターの開閉が出来るようになります。

離れた場所から開閉できる

戸建てと子どもの写真

いちいち車の乗り降りをしなくても開閉できるのは本当に便利です。

雨の日でも、雪の日でもいちいち降りなくて良いですし、シャッターにも触らなくて良いというのは快適過ぎます。

特に、リモコンタイプのスイッチをお持ちの方は、離れている場所や車内からでも入庫や出庫が出来ますので、雨の日でもいちいち降りなくて良いですし、当然シャッターにも触らなくていいので、手が汚れることも雨に濡れることもなく非常に快適です。

シャッターの開閉時の音が小さくなる

耳を塞ぐ男性

シャッターの開ける時など特にガラガラガッシャーンという音がうるさかったりします。

これが真夜中の帰宅だったりするとご近所迷惑にもなりますし、意外と音のトラブルはありますね。

電動シャッターにすれば、シャッターの開閉自体が静かでスムーズになります。

また、勢いに任せて開閉しなくなるので、スラットを巻き取る音や水切りが地面やシャッターボックスに当たる時の音を低減させることができますので、深夜の帰宅や早朝のお出かけの際にも、気兼ねなく自動車の出し入れができます。

シャッター音の大きさの原因と解消法については他の記事で詳しくご紹介していますので、ご覧ください。
夜中の電動シャッター音の近所迷惑は避けたい!原因と解決方法を解説

防犯性を高める

手動シャッターの場合、シャッターを閉めた場合に毎回鍵を閉める必要があります。
シャッターを外側から閉めた場合は、シャッターのカギを携帯していなければ施錠は出来ませんし、経年で鍵穴自体が錆びて使えなくなる場合があるため、結構億劫です。

電動シャッターでは、モーターによる機械的にロックが掛かる仕様なので、全閉時はシャッターに鍵をかけた場合と同様です。電動シャッターはスイッチがないと開閉できない為、こじ開けることも難しいので盗難やいたずらのリスクも抑えることができます。

また、電動シャッターは動作音も静かなので外出したタイミングなどが分かりにくく、プライバシーの役割も果たします。留守か否かを特定されるリスクも減らせます。

電動シャッターのデメリット

電動シャッターは便利なことが多いですが、デメリットについても列記します。

価格が高い

電動シャッターは、手動シャッターよりも高くなります。
場合によっては、コンセントの設置など電気工事が必要になる場合があります。
後付けで電動にする場合も新規で電動シャッターを導入する場合も、高くつきます。

電気代もかかるようになります。電気代は気にするほどではありませんが、電動シャッターの消費電力は250W程度です。1度の動作当たりの電気代は0.02円程度になります。

停電の時は手動で開閉しなければいけない

停電による電源の供給がなくなると、電動シャッターが動かなくなるため手動での開閉が必要になります。多くの電動シャッターでは停電時はモーターによるロック
機能が解除されるため手動で動かせますが、電動シャッターの商品によって対処方法が異なるため、対応方法をおさえておく必要があります。

停電時の対応について、以下に詳しくまとめております。
停電時の電動シャッターの開閉はどうなる?開け方や停電後の処置について調べてみた

雷被害による故障のリスクがある

落雷により電気製品が破損する場合があります。シャッターそのものは金属製で表面積が広い構造になっているので、雷が落ちやすくなっております。

稀に雷の被害により、シャッター電動化装置が壊れる場合もありますので、しばらく使用しない場合や、天候が良くない場合はコンセントを抜くか電源を落として、シャッター本体に鍵をかけておくことをおすすめします。

雷被害の対処法について、詳しくは以下の記事もどうぞ。
雷で電動シャッターが壊れた場合、金額は?安く修理する方法ないの?

メンテナンスが必要

電動シャッターは電気製品なので、故障を防ぐために定期的に点検とメンテナンスが必要です。手動シャッターもメンテナンスは必要ですが、電動シャッターも同様に必要です。

電動シャッターが故障してからでは、直すのに時間もお金も必要になります。
メンテナンスの方法については、基本はシャッタースラットの汚れをふき取る程度で構いませんが、電動シャッターは、手動シャッターに比べて故障のリスクは上がるため、より気を付けるべきです。

詳細は以下の記事にまとめています。
電動シャッターのメンテナンスは自分でできる!?日頃の掃除方法を徹底解説

メリットデメリットについて、更に詳しい記事は以下にもありますのでご参考ください。

手動や電動に関わらずシャッターは高価な商品ですので、メリットとデメリットについては充分に確認し、後悔することがないようにしてください。

手動シャッターを電動化する方法と相場

電卓と鉛筆の写真

手動シャッターを電動化することで、ここまでメリットがあるならやらない手はないわけですが、気になるのはやはり費用になります。コストを抑える方法などを把握し、シャッターの電動化を検討してみましょう。

手動シャッターを電動化といっても、いくつか選択肢があります。方法としては、リフォームで全取り換えする方法や後付けで電動化する方法がありますので、詳しく見ていきましょう。

電動シャッターにリフォームする

設計図と定規、シャーペンの写真

本末転倒ですが、今お使いの手動シャッターを取り外して、電動シャッターにする方法です。

この方法はもはや取り替えなので一番コストがかかるわけですが、一応、予算的な目安として掲載することにしました。

ですが、電動シャッターと一口に言っても、大手であれば三和シャッターや文化シャッターなど様々ありますし、それぞれ電動シャッターのライナップによっても価格帯は全然違います。

文化シャッターライナップ

とりあえず、高級なものは置いておいて、最低限で言えば、ガレージ用電動シャッターは工事費込みで40万円前後は必要になります。

あくまで目安なので、大きさによって価格は当然異なってきます。

また、基本的には業者に依頼した方が無難です。
資格が必要な電気工事を行い、重たいシャッターボックスやスラットを正確に取り付けるのは、個人がDIYとして行うには非現実的です。

電動シャッターに全取り換えする方法は、高価にはなりますが綺麗でより高性能なシャッターにしたい方には最もよい方法です。

ガレージ用電動シャッターの相場感は、一般的に40~100万円程度です。オーバ―スライダータイプの場合は70万円程度、幅が広い2台用ガレージのシャッターであれば100万円を上回ります。製品のグレードや種類によっても100万円ほどの価格差が出ることもあります。

シャッターの価格相場について、詳しくは以下にもまとめていますのでご参考ください。
ガレージシャッターの価格相場が知りたい!種類別価格から取付費用まで徹底比較!

ガレージシャッター簡単電動化「電動パック」

すでに使っている手動シャッターを電動化したい場合、「電動パック」というサービスもあります。

こちらは楽天でも販売されてるように現地見積もりが必要になります。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ガレージシャッター簡単電動化「電動パック」無料現地調査・お見積り
価格:198000円(税込、送料無料) (2020/12/27時点)

楽天で購入

上記商品と似たようなサービスで「そのまま電動化パック」というような手動シャッターを電動化するような業者さんもありました。

実際に現地見積もりをしてから工事という流れですが、もともとの手動シャッターのシャフトを外し、モーター付きのシャフトに入れ替えることから、やはり価格は20万前後にはなってきます。

業者の工事は、仕上がりが良く失敗もありませんが、追加工事費や出張費などが上乗せされる場合がありますので、しっかりと相場を把握した上で見積もりを取り、適正費用な業者を選びましょう。

電動化するためのDIYキット

一番オススメしたい方法として、手動シャッターをDIYして電動化するという方法です。

手動シャッターが設置されたガレージでは、手動シャッターを電動化することが可能です。工事は、スラットを巻き取るシャフトにモーターを取り付けるだけです。

コストは、全取り換えの約5分の1以下で済み、3時間~半日程度で取付ができます。
最も低コストかつ短期間で電動シャッターにできます。

スマートガレージKIT本体

こちらは電動ドリルを扱ったことがある人であれば、比較的簡単に取り付けすることが可能です。

⇒スマートガレージKIT(DIY電動化KIT)はこちら

しかも価格は5万円と格安です。

また、古いシャッターでも引きずりが少なく、大人が片手で開閉できる程度の重さであれば、基本取り付け可能です。

購入時にシャッターのセンタープーリー周辺の写真を添付して注文すれば、担当者が適合しているかどうかを判断して、取付可否の判定をしてくれます。巻き取りシャフトの太さは事前に測定しましょう。

⇒スマートガレージKIT(DIY電動化KIT)のご注文はこちら

さらに、このDIYキットのオススメなところが、スマホのアプリで開閉が可能というところ。さらに家族分のスマホも、登録できるという優れものです。

スマートガレージアプリ画面

また、シャッターが複数台あっても、スマホ1台で制御できるのも嬉しいポイントですね。

一般の電動化シャッターは専用のリモコンを持ち歩かなければいけないので、スマホ一台で完結するのはとても便利です。

ただ、ネックはやはりDIYということでしょう。動画がありますので、どれぐらいの難易度かは確認できます。

また、もしも難しいと感じた場合は、最寄りの便利屋さんや、エアコン取り付け業者に見積もりをしてもらえば、取り付けてもらえる場合があります。

取り付けに自信がない方は、関東圏限定ですが現地調査、施工、初期設定を行う代行業者(シャッター職人)がいますので、お問い合わせをすれば対応して頂けます。

スマートガレージKITについて詳しく記載した記事は以下にもあります。
手動シャッターを【たった5万円】で電動化する方法とは?

ちなみに「スマートガレージKIT」はTwitterで調べてみても利用している人が多いですよ。

DIYですけど、皆さん楽しみながら取り付けできているようです。

なんと!窓用のシャッターもDIYで電動化できる商品があるようです。
巻き取りシャフトを専用のものに交換する商品で、こちらも破格の6万円~にて販売中です。

窓シャッター電動化KITはこちら

併せて、下記ブログ記事もご確認ください。

窓用の手動シャッターを電動化する方法や費用について知ろう!

三和シャッター マドモア 手動窓シャッターを電動化する方法

YKK AP 手動窓シャッターを電動化する方法

3つのシャッター電動化を比較

以下、改めて3つの電動化方法を比較してみました。

商品名 リフォーム
電動化
電動パック 電動化KIT
費用 40万円~ 20万円前後 5万円
工事 業者 業者 自分(委託業者)
リモコン 専用リモコン 専用リモコン スマホ(何台でも)
専用リモコン

こうして比較してみると、DIYキットが際立っていますね。電動化するだけではなくスマホで操作できるというのが魅力です。

また、スマホを持ってない親世帯に対しては、専用リモコンも使えるところも嬉しいですね。

⇒スマートガレージKIT(DIY電動化KIT)はこちら

手動シャッターを電動化する前にチェックすること

あなたが使ってる手動シャッターは電動化することが可能でも、その前にチェックすることがあります。検討前にチェックしてみましょう。

両手で持ち上げないと開かないシャッター

シャッターが古くなり、スムーズに開閉できないシャッターはモーターに負担がかかって開閉できません。あなたの手動シャッターの開閉がスムーズでない場合は、シリコンスプレー等でメンテナンスすれば軽くなる場合があります。

シリコンスプレー

経年劣化で、シャッターのスプリングに経たりがあり、重くなっている場合もあります。
その場合は、業者に依頼してスプリングを取り換えてもらいましょう。
シャッターのスプリングには、不用意に触らないでください。素人が触ると大変危険なバネです。

特に、シャッター両端にあるスプリングはシャッター全閉時に常時テンションが掛かっているため、分解しようとすると飛び出してくる場合があります。必ず専門の業者を依頼してください。

下記記事に、重たいシャッターの改善方法をまとめていますので参考にどうぞ。
故障・不具合のシャッター修理は自分でできる?業者に依頼?|費用や相場目安

また、シャッターの耐用年数や修繕費も以下にまとめています。
シャッターの耐用年数は7〜15年|修繕費や固定資産税の考え方、寿命を伸ばす方法まで徹底解説

シャッターボックスが開けられない

シャッターボックスが開けられないような場合、シャフトがいじれないので電動化できません。

大きすぎるシャッター

そもそも片手で開けられないほどの大きなシャッターはモーターの許容範囲を超えています。

個人宅レベルで使用しているものであれば、おおよそ大丈夫ですが、工場などの倉庫に使われているようなものは対応不可です。

なんと!現在は大型のシャッターにも対応しているらしいです!お使いのシャッターが対応かどうか、ご購入時にお問い合わせくださいね。

ご購入先はこちら

工場や倉庫の大型シャッターの電動化について、詳しくは以下の記事もどうぞ
工場や倉庫の大型の手動シャッターを電動化したいという要望

障害物検知センサーの検討

電動シャッターはボタン一つで下降出来る代わり、シャッターの下の
人やものを見逃してしまう場合があります。

電動化KITでは、障害物に接触した時に自動で停止または上昇する機構を備えていますが、接触時に動作する機構なので軽い怪我や、自動車に傷が付く場合があります。

それを回避するために設置するのが、障害物検知センサーです。
人やものにぶつかる前に、赤外線で見つけてシャッターを停止または上昇させます。

電動化KITでは、オプションで赤外線を用いた障害物検知センサーがあります。

まとめ

如何でしたか?手動シャッターを電動化する方法と費用についてご紹介しました。

手動シャッターを電動化することについてのメリットは想像以上に大きいです。

是非あなたも電動化にチャレンジしてみてくださいね。

電動シャッターを長持ちさせる方法についても、以下に記事を纏めましたのでご確認ください。
電動シャッターの寿命はどれくらい?実は長持ちする方法があります!